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Word2016:既定のスタイルセットにリセットとは?

 

 

 

 
デザインタブにスタイルセット↓があります。名前の通りスタイルがまとめられたもので、簡単にスタイル一覧 を呼び出せ、文書内の複数のスタイルの一括切り替えもできます。

 

→ 詳細は「スタイルセットの使い方 完全マスター」参照

 

このスタイルセットの▼をクリックすると表示される「既定のスタイルセットにリセットって何?」という質問をいただいたのでご紹介します。


■ 既定のスタイルセットとは?

既定のスタイルセットとはテンプレート保存時のスタイルセットのことです。テンプレート保存時に使用しているスタイルセット(スタイル群)のことです。例えばスタイルセットWordの見出し書式を変更し、その状態でテンプレートを保存した場合はその状態が「既定のスタイルセット」です。

※正確には「既定のスタイルセット」はNormal.dotmのスタイルセットです。(他テンプレートなら「○○(テンプレ名)のスタイルセットにリセット」と表示)

■ 既定のスタイルセットにリセットとは

編集中にスタイルの書式をどれだけ変えようと「既定のスタイルセットにリセット」をクリックすると、一括してそのテンプレート保存時のスタイル 書式に戻ります。

 

++例++

Normal.dotm既定のスタイルセット【Word】の見出し112pt、テーマのフォント(游ゴシックLight)色:自動

新規文書の見出し120pt、太字、HG丸ゴシックM-PRO、アクセント5(青)に変更(※見出し1を更新

既定のスタイルセットにリセット

見出し1は12pt、テーマのフォント(游ゴシックLight)色:自動に戻る

 

※注!リセットされるのは「スタイル」です。見出し1の文字列に対し書式を変更しただけでは見出し1が更新されるわけではないので(見出し1+MSゴシック、16ptのような状態)なので「+書式」の部分はリセットしても戻りません。見出し1スタイル自体は戻ります。(例えば見出し1(MSゴシック、14pt)を文字に適用し、その文字を16ptに変更→リセット→ 何も代わらない。見出し1の文字を16ptに変更後、それを見出し1のスタイルとして更新すれば、見出し1が戻るので14ptになる)

なので、スタイルの書式を変更したらきちんと更新するといいですね。


※テーマとスタイルセットの関係(特に読まなくてもOK)

リセットされるのは「スタイルセット」だけなので、 テーマを変更していれば、テーマに依存する書式は戻りません。 例えばNormal.dotmには既定のテーマ【Office】、既定のスタイルセット【Word】が保存されています。テーマ【Office】の見出しフォントは游ゴシックLightで、スタイルセット【Word】の見出し1=テーマのフォントが指定されているので、結果的にスタイルセット見出し1=游ゴシックLightです。テーマを【Office】→【イオン】にするとイオンの見出しフォントがメイリオなので、メイリオに変わります。よってここで「既定のスタイルセットにリセット」としても、スタイル見出し1は「テーマのフォント」を参照という設定は何も変わっていないのでリセットしても游ゴシックLightには戻りません。テーマはリセットされないのでこのままです。テーマも戻したければ「既定のテーマにリセット」します。

  1. 見出し1を20pt、アクセント5(青)に変更
     

    見出し(12pt、色自動) 見出し(20pt、アクセント5)
     

  2. テーマをOfficeからイオンに変更

    見出し   見出し (メイリオ、アクセント5(ブルーグレー)に変わる)
     

  3. 既定のスタイルセットにリセット

    見出し 見出し サイズは12pt、色は自動に戻る。フォントはテーマ依存なので戻らない
     

  4. 既定のテーマにリセット

見出し → 見出し(元に戻る)

 

まとめ例:@既定のスタイルセット「Word」で新規作成→B見出しや標準スタイルのサイズを変更→Cテーマを変更(=フォントが変わる)→D既定のスタイルセットにリセット→ Bの変更は戻るが、Cにより変わった書式は戻らない。

      

 

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