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Word2016:スタイルセットを選択してもフォントが変わらない

 

 

 

「フォントを指定してスタイルセットを作ったのに、クリックしてもフォントが変わらない」というご質問をいただくことがあります。

多くの勘違いから起こるので要点をまとめておきますね。


「新しいスタイルセットとして保存」とは、その時使っているフォントを保存するわけではありません。その時の(その文書の)スタイルの書式を保存するだけです。スタイルの書式を保存し、それらを呼び出すだけなので、スタイルを更新しなければ保存されないし、呼び出し文書でもそれらのスタイル(それらと同スタイル)を使っていなければ何の変化もありません。

 

+ 例えば次のような場合はフォントは変わりません +

  • 本文のフォントを全選択しMSゴシックにし「新しいスタイルセットとして保存」しても、標準スタイルはじめどのスタイルもMSゴシックになったわけではないので、保存したスタイルセットを呼び出しても変わらない。
  • フォントをテーマのフォント(本文のフォント、見出しのフォント)で変更した場合。クイックスタイルはあくまでも「スタイル」を保存・呼び出します。テーマのフォントを変更した場合、スタイルのフォントが更新されるわけではないので、この状態で「新しいスタイルセットとして保存」としても「スタイルのフォント=テーマのフォント」という定義は全く変わらず(テーマの内容が変わっているだけ)、クイックスタイルを呼び出しても何も変わらない。
  • 標準スタイルをメイリオに変更し「新しいスタイルセットとして保存」した。別文書でこのスタイルセットをクリックすると、標準スタイルが更新されるため標準スタイルを使っている箇所はフォントがメイリオになる。しかし標準スタイル以外(例えば見出し1など)の文字はフォントは変わらない。

+ スタイルセットを保存し他文書でも使えるようにするには+

簡単に言えば「スタイルの書式を変更してスタイルセットとして保存」すればいいだけです。そして他文書でそのスタイル(それと同名のスタイル)を呼び出せば使えますし、文書内でそのスタイルを使っていれば、一括して本文の書式が変更されます。

詳しくは「スタイルセットの使い方 完全マスター!」をご確認ください。

*テーマのフォントについて*

「テーマのフォント」を指定した場合(例えば本文・見出しをMSゴシックにした)文書内のフォントは一括して設定できます。これはデフォルトで標準スタイルは「本文のフォント」見出しスタイルは「見出しのフォント」が指定されているからです。この状態で「新しいスタイルセットとして保存」したところで、他文書でこれらのスタイルセットを呼び出しても「テーマのフォント」を見ているのですからフォントは変わりません。


      

 

 

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