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Word2010-2016:SkipRecordIf(SkipIfフィールド)の使い方

 

 

 

 


 

 

 


 

 

■ どんな使い方をするの?

条件によりレコードをスキップ(飛ばす)ことができます。結果がTrueなら飛ばして次レコードを検証、Falseなら現在のレコード のままです。

(※SkipIfフィールドとNext/NextIfフィールドは同時使用できません 。つまりラベルでは使えない)

 

{ SkipIf   条件 }

 

例:マークが○の氏名を差し込む(○じゃない場合は飛ばして次へ

 

 ▼フィールドコードは次のようになります。

 

{ SkipIf {MergeField マーク} <> "○" }   {MergeField 氏名}

→  マークが○でないなら飛ばして次レコードを検証(○なら「氏名」を差し込む)

 

 

 ▼メイン文書には次のように挿入します。

 

≪SkipRecordIf≫  ≪氏名≫

  • Trueなら飛ばして次レコードを検証し、Falseで差し込んで終了です。次レコードの検証は自動的にはされ ず、またNextは同時利用できないので「レター」なら次レコードは次ページになります。1ページに連続して差し込みたい場合は、メイン文書を「名簿」と します。(これらの仕様からラベルでは利用不可(全ラベルにNext))

メイン文書の種類が「名簿」の場合、結果は次のようになります。(1ページに連続して結果の値が表示)

--------------

 山田 太郎

 佐藤 美和

 小森 里

--------------

 

■ SkipIfフィールド(SkipRecordIf)を挿入するには

◎ 手動で入力する場合 (Alt+F9キーでフィールドを表示した状態で操作しましょう)

  1. Ctrl+F9キーを押し {SkipIf }を入力

  2. 条件としたい差し込みフィールドを「差し込みフィールドの挿入▼」から挿入
    → 例:{SkipIf {MergeField  年齢 } }

  3. 条件を入力
    → 例:{SkipIF {MergeField 年齢} <= 5 }  ★年齢が5歳以下なら飛ばす

◎ ダイアログから入力する場合

  1. メイン文書を開き「差し込み文書」タブ−「宛先の選択」をクリックしデータファイルを接続

  2. 「ルール」から「SkipRecordIf」をクリック

  3. 条件とするフィールドを選択し、条件を入力(↓は「出欠」フィールドが「欠席」ならスキップ)


     ※ダイアログでは「比較対象」 の文字を""で囲む必要はありません。(フィールド手入力なら””が必要)
     

  4. 条件がFalseだった場合に差し込むフィールドを挿入
    ≪SkipRecordIf≫ ≪氏名≫  ★出欠が欠席なら次へ、そうでないなら氏名挿入

    条件として差し込むMergeFieldは現在のレコードを検証するので最初にSkipIfが必要です。
    ★SkipIfの結果がTrueなら次レコードへ進んで検証するので、NextやNextIfと同時使用はできません。
     

  5. 「完了と差し込み▼」から「個々のドキュメントの編集」をクリックして結果を表示する

 

■ SkipIfフィールドで使用できる演算子

=  等しい <>  等しくない >  より大きい <  より小さい
>=  以上 <=  以下    

※ 演算子の前後には、スペースが必要です。

 

■補足■

  • 現在のWordでは「差し込み文書」タブ−「アドレス帳の編集」からフィルターを利用できるため、SkipIfフィールドを使わずにスキップできます。

  • 前のレコードの値と比較してスキップすることもできます。→ 差し込み印刷でフィルタリングするには(重複データを除外する)

  • SkipIfフィールドはNextフィールドやNextIfフィールドと組み合わせて使用できません。

  • 「ラベル」では利用できません(NEXTフィールド必須なので)
     

 

 

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