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Word2010-2016:複数ファイルから目次を作成する(RDフィールド)

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

複数のファイルから目次を作成する方法をご紹介します。

  ※ 参照ファイルの1つに(文書A,Bなど)に目次を作成することもできます。★補足2

 

 

 手順

 

目次と参照ファイル名が記載されたRDフィールドを挿入するだけです。(※ RDフィールドは目次/索引/引用文献に含めるファイルを指定するフィールドです)

{ TOC  \o "1-2" \u \h \z }    ← 目次フィールド

{ RD "FileA.docx" \f }            ← RDフィールドでファイル名を指定

{ RD "FileB.docx" \f }            ← RDフィールドでファイル名を指定

 

↑の例では、FileA.docxとFileB.docxの見出し1~2を参照して目次を作成(\fは相対パス)

参照ファイル(AとB)を開いていなくても作成・更新が可能です。


 

■ STEP1:参照するファイルに見出しを設定する

各ファイルに見出し(やレベル)を設定

 

 

注意!

  • 構成によっては、見出しの段落番号複数の文書を通して連番にする必要があります。例えば文書Aに「1. ○○」「2. ○○」「3. ○○」の見出しがあるなら、文書Bは「4.○○」から始めます(見出しに紐付けたアウトライン番号の開始番号を4にすればいいだけ)

  • 目次のページ番号を連番にしたいなら開始ページ番号を変更します(※文書AがP1~P5なら、文書BはP6から開始

 

■ STEP2:複数ファイルから目次を作る(RDフィールドの挿入)

  • !!:参照ファイルと、目次ファイルは同じフォルダに入れ ると楽です(別フォルダでも作成できますがフルパス指定 ★補足参照

  • 参照ファイルの1つに目次を作成するなら(文書AにA+Bの目次)文書Bを指定したRDフィールドを文書末尾に挿入し ます(見出しの出現順に目次が作成されるため文書Aの全見出しの後にBのRDフィールドを置く)★補足

  1. 目次の挿入箇所にカーソルを置き「挿入」−「クイックパーツ」−「フィールド」をクリック

  2. RD」を選択し「ファイル名」を入力して「現在の文書の相対パス」にチェックを入れ「OK」をクリック



    ↓ RDフィールドが挿入される

    RD  FileA.docx \f }

     

  3. 1~2を繰り返し、他のファイルも指定する(挿入順に目次の見出しが表示)

    RD FileA.docx \f }

    { RD FileB.docx \f } 

     

  4. 目次位置にカーソルを置き「参考資料」タブ−「目次」から目次を作成
    ↓目次が作成できました↓{TOC \o "1-2" \u \h \z }のよう に表示された場合はAlt+F9キーを押して目次表示

    1. Word初級……2

    2. Word応用……3

    3. Excel初級……6

    4. Excel応用……8

     

    RD FileA.docx \f }

    { RD FileB.docx \f } 

※補足!フィールドに慣れている人は手入力の方が楽
  1. Ctrl+F9キーを押し { TOC \O "1-3" \u \z \h }と入力
  2. Ctrl+F9キーを押し { RD "FileName.docx" \f }と入力(複数ファイル分)
  3. Alt+F9キーを押し、F9キーで更新

 

--- 注意 ------------------------------------

  1.  参照ファイルと目次ファイルが別フォルダの場合は、参照ファイル名をフルパスで指定し ます。この時RDフィールドを「フィールドの挿入」ダイアログから挿入するならパスを入力をすればOKですが、RDフィールドを手入力するなら\を2つずつ入力する必要があります。{RD  C:\\Users\\name\\FileA.docx}

  2.  参照ファイルに目次を作成したい場合:例えば文書Aに、文書A+文書B+文書Cの目次を作成したいなら、RDフィールドで文書BとCを指定します。文書Aの 見出し項目は目次(TOCフィールド)に自動的に反映されるためRDで指定する必要はありません。この時、目次の参照順は見出しの出現順です (通常の目次と同じ)。目次(TOC)の下にRDフィールドを配置したなら文書Aの見出し項目よりB,Cが先になるため、文書B,C,Aの順で目次が作成されます。A,B,Cとしたいなら文書末尾 (またはAの見出し項目の後)にRDフィールドを配置してください。

  3.  参照ファイルを編集した場合は、目次ファイルでF9キーを押して更新します(参照ファイルを開いていなくても更新可能←これはすごい)

  4. RDフィールドは隠し文字 なので印刷されません。「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックすれば画面非表示にもできます。

  5. 目次からRDフィールドで指定した文書の見出しへジャンプすることはできません。

 

 

 

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