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			いくつかのルールを元に給与計算表を作ってみましょう。 
			下記の表で、出勤/退勤/休憩を入力すると@〜Eに自動表示されるように設定しましょう。 
			  
				
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			◆ 
			会社のルール 
			◆ 
				
				
				出勤時刻は10分単位で切り上げる
				
				退勤時刻は10分単位で切り捨てる
				
				22:00以降の残業分は深夜残業時間@としてD列に表示されるようにする
				
				E列の勤務時間Aには、退勤が22:00以降の場合は22:00-出勤-休憩とし、22:00未満の場合は退勤-出勤-休憩とする
				
				深夜残業代Dは時給の25%増しで計算し、小数点以下は切り捨てる
				
				勤務時間代Eも小数点以下は切り捨てる |  
   
 
				
				22:00以降の残業分は深夜残業時間として表示されるようにします。 
				式としては、【退勤時刻が22:00より大きければ『退勤-22:00』、そうでなければ空白】とします。 
				但し、退勤ルールとして10分単位で切り捨て、があるので『10分単位で切り捨てた退勤時間-22:00』となります。   
				
				
				◆ 
				"10:00より大きいなら…"は、>TIME(10,0,0)とします。 
				
				
				◆ 
				退勤時間を10分単位で切り捨てるにはFLOOR関数を使います。(FLOOR(退勤,"0:10") 
					
					
					IF(B2>TIME 
					(22,0,0),FLOOR(B2,"0:10")-TIME 
					(22,0,0),"") 
				
				(※ 
				FLOOR関数についてはこちら) 
 
				
				退勤が22:00未満の場合は【退勤-出勤-休憩】でいいが、22:00以降の場合は【22:00-出勤-休憩】とする 
				(深夜残業分はD列に表示されているので。) 
				出勤ルールとして10分単位で切り上げ、退勤ルールとして10分単位で切り捨てがあるのでこれらを盛り込んで式にする。   
				
				
				◆ 
				10分単位で切り上げるにはCEILING関数を使います。(CEILING(出勤,"0:10")) 
				
				
				◆ 
				休憩は分で入力されているので、TIME(0,分,0)とします。 
					
					
					IF(B2<=TIME(22,0,0),FLOOR(B2,"0:10")-CEILING(A2,"0:10")-TIME(0,C2,0),TIME(22,0,0)-CEILING(A2,"0:10")-TIME(0,C2,0)) 
				
				(※ 
				CEILING関数についてはこちら) 
 
				
				◆ 
				SUM(D2:D6)として、表示形式を[h]:mmとする 
					
					
					SUM 
					(D2:D6) 
 
				
				◆ 
				SUM(E2:E6)として、表示形式を[h]:mmとする 
					
					
					SUM 
					(E2:E6) 
 
				
				時給の25%増しの金額を出して(時給×1.25)、それに対して深夜残業時間Bをかけます。 
				但し、時間のままではシリアル値を掛けることになるので、時給と掛け算ができるような数値に変換しなくてはなりません。 
				時間(シリアル値)を計算可能な数値にするには、24をかけます。(時間×24) 
				金額は小数点以下を切り捨てるルールなのでROUNDDOWN関数を使います。   
				
				ROUNDDOWN(時給*1.25*D9*24,0) 
 
				
				時給×勤務時間合計Cとします。 
				深夜残業代同様、時間(シリアル値)のままでは計算できないので、24をかけます。 
					
					
					ROUNDDOWN 
					(E9*24*時給,0)   
			他は社内のルールによって、色々と試してみてください。 |