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Windows Server2008でActive Directory(ドメイン)を構築しよう!超簡単ガイド

 

 

 

 


 

 

 

 

Windows Server2008でActive Directoryを構築する最も基本的なインストール手順をご紹介します。

細かい説明は後回しにするため、とりあえずドメイン環境が必要な場合などで素早く構築できます。


Windows2008:Actirve Directoryのインストール(超簡単ガイド)
★は補足説明なので時間のある場合は読んでみてください。
ここでは検証環境として新規ドメインを作成していきます。

  1. 2008Serverにログインし固定IPアドレス(IPv4)、優先DNSサーバーIPアドレスを振る ★1

  2. 「スタート」→ 検索ボックスに「dcpromo」と入力しEnterキーを押す ★2

  3. ADドメインサービスが追加され「Active Directoryドメインサービスインストールウィザードの開始」ダイアログが表示されたら「次へ」★3

  4. 「次へ」

  5. 「新しいフォレストに新しいドメインを作成する」をONにし「次へ」

  6. 「フォレスト ルート ドメイン名」を入力し「次へ」 ★4

  7. 「フォレストの機能レベルの設定」では古いバージョンのDCを参加させない場合は「Windows Server2008」を選択し「次へ」 ★5

  8. 「DNSサーバー」「グローバルカタログ」のチェックは入れたまま「次へ」★6

  9. IPアドレスの割り当てについてメッセージが表示された場合は「はい」で続行(注:IPv4アドレス は静的に割り当てておきましょう) ★7

  10. 「権限のある親ゾーンが見つからないか、あってもWindows DNSサーバーが実行されていないため…」のエラーが表示されたら「はい」 ★8

  11. 「データベース、ログファイル、SYSVOLの場所」ではそのままで「次へ」

  12. 「ディレクトリサービス復元モード Administratorパスワード」を入力し「次へ」

  13. 「次へ」

  14. Active Directoryが構成されたら再起動し再度ログインする(ローカルユーザーはドメインユーザーになります。)

以上でActive Directoryのインストールは完了です。サーバーマネージャーに格納されているツールを使ってドメインを構成していきましょう。(ADインストール後、サーバーマネージャーの「役割」に「Active Directoryドメインサービス」「DNSサーバー」がインストールされ、「機能」には「グループポリシーの管理」が表示されます。)


補足一覧

★1  ここではサーバーに固定IPアドレスを割り当て、優先DNSサーバーのアドレスも同じ(127.0.0.1またはサーバーのIP)ものを割り当てます。

★2  dcpromo.exeはActive Directoryドメインサービスインストールウィザードです。通常、Active Directoryドメインサービス(AD DS)をサーバマネージャの「役割」から追加後、このウィザード(dcpromo)を使ってサーバーをドメインコントローラとして設定しますが、dcpromo.exeを初めから実行することでAD DSがインストールされていなければ自動的にインストールされ、dcpromoが実行できます。

★3  Active Directoryドメインサービスは「サーバーマネージャ」の「役割」からも追加できるため、既に追加されている可能性もあります。

★4  ドメイン最初のドメインコントローラはフォレストルートドメインとなります。検証環境 ではフォレストルートドメイン名は「○○.local」などがお勧めです。

★5  フォレストの機能レベルにより、Active Directoryで利用できる機能は異なります。フォレスト内の全ドメイン コントローラーが最新(2008)であり機能レベルが最大値に設定されている場合は、フォレスト全体の有効な機能をすべて使用できます。

★6  グローバルカタログとはフォレスト/ドメイン内のオブジェクト情報のうち頻繁に利用される属性(例:ユーザー名など)のコピーが記録されているデータベースのことで、これを保持するサーバー(DCである必要があります。)をグローバルカタログサーバーといいます。ユーザーが検索する際、グローバルカタログを参照することでネットワークトラフィックを最小限に抑えることができます。(詳しくは「グローバルカタログとは」を参照してください。)

★7  IPv4アドレスが固定IPアドレスでもIPv6が動的IPであるためエラーが表示されますが「はい」で続行して問題ありません。(気になる場合はローカルエリア接続のプロパティでIPv6のチェックを外してしまいましょう。(Ipv6の完全な無効化ではありませんがエラーは表示されなくなります。)

★8  DNSサーバーがないために表示されるエラーです。これからこのサーバーをDNSサーバーとするため、問題ありません。

 

 

 

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